1999-12-08 第146回国会 衆議院 商工委員会 第9号
一つは、生糸の一元輸入制度、これによる絹の大きなダメージ。それから第二は、円が三百六十円からあっという間に百円前後になって、他方、発展途上国の発展により競争力を急速に失っていった。しかしながら、その間、北陸の産地は、例えば長繊維の加工糸織物とか、いろいろなことで需要に見合った変化をしながら、今日まで非常にけなげに対応してきたと思うわけでございます。
一つは、生糸の一元輸入制度、これによる絹の大きなダメージ。それから第二は、円が三百六十円からあっという間に百円前後になって、他方、発展途上国の発展により競争力を急速に失っていった。しかしながら、その間、北陸の産地は、例えば長繊維の加工糸織物とか、いろいろなことで需要に見合った変化をしながら、今日まで非常にけなげに対応してきたと思うわけでございます。
すなわち、蚕糸砂糖類価格安定事業団による生糸の一元輸入制度を廃止する、そして、事業団以外の者でも関税相当量を支払えば生糸を輸入できる。二番目として、関税相当量の一部を事業団が徴収する。この場合に、実需者への原料生糸の安定供給を図る上で需給上必要な輸入量については、生糸価格の安定に支障のない範囲内で関税相当量の水準を大幅に引き下げる。いわゆる実需者輸入制度というものでございます。
昭和四十九年に生糸の一元輸入制度が実施されたことに伴いまして、その後、昭和五十一年以降、絹糸及び絹織物の主要な対日輸出国でございます中国及び韓国との間で二国間協議を実施してきております。年度ごとに輸入数量を設定いたしまして、具体的には輸入貿易管理令あるいは輸出入取引法に基づく管理を行ってきたところでございます。
○説明員(瀧倉昭君) 農林水産省の繭糸課長でございますが、ただいま御指摘の蚕糸砂糖類価格安定事業団の蚕糸部分の業務でございますけれども、今回WTO協定の施行に伴いまして、昨年の秋に繭糸価格安定法等の改正をさせていただきまして、来月から、一番目に、生糸についての事業団の一元輸入制度を廃止いたしまして、事業団以外の者でも関税相当量を支払えば生糸を輸入できるということにしたわけでございますが、その際に、事業団
それで、生糸の一元輸入制度、一九七四年に導入されたわけでございますが、この結果、絹の製品、例えば絹糸ですとか絹織物の輸入の増大が懸念される事態が生じたわけでございまして、私ども通産省といたしましては、七六年以降、主な供給国でございました中国及び韓国との間で協議を行いまして毎年の輸入数量を設定いたしまして、輸入貿易管理令あるいは輸出入取引法に基づく輸入管理を行ってきております。
○政府委員(土居征夫君) 最初の擬装輸入の問題につきましては、現在絹糸と絹織物につきましては生糸の一元輸入制度との関係がございまして輸入管理の体制に入っておりまして、特に中国、韓国との間で二国間協議を実施しまして輸入数量を設定しているところでございます。
○政府委員(土居征夫君) 絹製品につきましてはMFAの取り決めの対象となっていないわけでございますけれども、これは御承知のように一九七四年から生糸の一元輸入制度ということで完全な国家貿易の体系になっております。
まず、農林水産省関係では、ガット・ウルグアイ・ラウンド農業交渉に臨む基本方針、国営農地開発事業の現状と問題点、農業生産基盤としての農道利用のあり方、政府米及び他用途利用米の需給動向と安定確保、酪農並びに肉用牛肥育農家の経営安定対策、生糸の一元輸入制度の意義と今後の取り扱い、沖縄のサトウキビ等の生産振興対策、ニュージーランド産リンゴの輸入解禁に伴う植物防疫対策、農業における女性の地位向上対策、国有林野
そうすると、そういう中で何とか養蚕農家あるいは製糸業者、織物業者、そういった関係業者の皆さん方が安心して経営の合理化を図っていくという方法をとるには、需給の安定を図るとか価格の安定を図っていくことが必要じゃないだろうかということで、現在こういった一元輸入制度をとっておるわけでございます。
私は、生糸に対する価格安定制度並びに一元輸入制度につきまして質問をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 現在、絹織物業界という業界、産業を見ますときに、養蚕農家の保護のために生糸一元輸入制度というものが行われております。絹織物業界としては、使用する生糸は、手当てが数において、そして価格において規制をされているという状況にあります。
そういう中で私は、歴史があり、地域の産業という部分で養蚕農家の果たしてきた役割は高く評価いたしますし、そういう部分をこれからどういうふうにしていくかということは非常に大事な観点ではございますが、産業全体として、このような輸入の状況の中で、そして国際的な貿易の環境の中で、この一元輸入制度のこれから果たすべき役割はないというふうに私は思います。
生糸も事業団の一元輸入制度の創設をしておる。あるいは、牛肉・かんきつ及び十二品目交渉によって自由化した品目について、例えば牛肉の緊急関税措置の創設、こういうことをやりながら、やはり自由化したといっても、裸にしてさらしてしまえば、大幅に影響を受けるものについてはウルグアイ・ラウンドの交渉でも必要な国境措置というものが維持されるようこれまでの基本方針のもとで対処してまいりたい、こう考えております。
エネルギーの開発促進、都市ガスの安全対策、家電製品の省資源・省エネルギー化、フロンガス使用削減に向けてのスケジュール、空き缶並びに鉄くず等資源のリサイクル対策、旧ソ連支援についての通産省の取り組み方針、アクションプランにおける自動車部品等輸入努力目標、東京一極集中の是正と多極分散型地方拠点都市地域整備の考え方、産炭地域振興対策、靴下製造業産地対策、織機設備登録制度廃止後の中小繊維産業対策、生糸の一元輸入制度
先生御案内のように、生糸の一元輸入制度は昭和四十九年から発動されておりますが、立法化の方は、実は四十六年に国会の御発議によりましてされておるわけでございます。先ほど御指摘のように、私どもも和装産業の産地からいろいろな陳情をいただいてきております。
それは昭和四十九年から始まっているいわゆる生糸の一元輸入制度、この制度によって絹織物業者は原料である生糸を、本来なら海外原料が安く自由に輸入できておかなければならないのができない、こういったものが非常に問題ではないか、こう思います。
○竹内(勝)分科員 生糸の一元輸入制度、これに関しては、蚕糸砂糖類価格安定事業団から実需者に対して売り渡される量が決まっておるわけですね。その枠の拡大についてはどのように考えておりますか。
生糸につきましては、一元輸入制度によりまして国内相場が高目に推移をいたしておりますし、海外相場との価格差が約二倍以上になっておる現状であります。そのために製品が高価になり、国際競争力がほとんどないような状況になっておるのであります。
過去何回か同じような陳情を受けておりますけれども、私ども、その場でいろいろ意見の交換をさせていただいておりますけれども、現実に一元輸入制度というものがございまして、そのもとで養蚕業あるいは製糸業、これが経営を行っておられるということで、やはり現実をまず認識をして、それからどうするかということでございまして、直ちに一元輸入制度というものを廃止するというのは問題が大きいのじゃないかということを申し上げているわけでございます
このような状況をそのまま放置しておきますと、国内実需者等から、現在の価格安定制度、さらにはそれを支えている一元輸入制度の根幹についての批判に発展しかねない、そういう事態も考えられましたし、また実需者の乳製品離れを助長するというようなことも考えられる、いわゆる擬装乳製品の輸入を増加させる、それで国産乳製品の将来的な需要の確保に問題が生ずる、そういうような事態も考えられますので、乳製品の需給の逼迫に対応
まず生糸の一元輸入制度でございますが、先生御案内のとおりこれは昭和四十六年に国会の御発議によりまして議員立法という形で法制化されたものでございます。当時国内の生糸需要が非常に不均衡になっておりまして、海外からの無秩序な輸入を防止する、それから生糸の価格の安定措置を補完する目的で発足したものでございます。
○上野政府委員 蚕糸砂糖類価格安定事業団によります生糸の実需者売り渡しにつきましては、一元輸入制度のもとで絹業の健全な発展を図るという見地から、年間二万四千俵を毎月、定時・定量の原則で売り渡すということをいたしておるところでございます。
○国務大臣(近藤元次君) 価格安定制度、一元輸入制度は重要な制度でありますので、これは引き続き守っていきたい、こう考えております。
それで、このような状況に対処いたしまして、農林水産省といたしましては、まず供給増大策をとることにいたしまして、繭糸価格安定法に基づく上下限価格を大幅に引き上げて増産意欲を刺激すると同時に、国内産繭の増産対策を講ずる、また中国からの生糸輸入の早期履行と追加の要請を行う、あるいは一元輸入制度のもとにおける商社機能の活用を図る、こういった措置をとったわけでございます。
他方、一元輸入制度の扱いの問題につきましては、先ほども申し上げましたように、国内の安定的な生糸供給基盤の整備を図っていくという点からしても、現段階においてこれをいかにうまく適正に運用していくかということが非常に重要な課題である、このように考えておるわけでございまして、いかに両者をうまく成り立たせていくか。
また、生糸の上場は我が国のみという現状にかんがみて、一元輸入を継続し支持価格を維持するならば生糸の上場を廃止すべきであると思いますし、生糸の上場を続けるならば一元輸入制度は廃止すべきであると思うわけでありますけれども、その点についてのお考えを聞かせていただきたいと思います。
生糸過剰時代から不足時代に入り、今や一元輸入制度はその存在価値を失いつつあるのではないかというふうに私は思っております。 この一元化の問題を私はオリンピックの陸上競技の四百メートルリレーに例えられるのではないかと思うのです。オリンピックでリレーをやるときには一線でスタートをいたします。
その中で、「輸入調整措置の維持に最大限の努力を払うことが必要である」、意見の中には一元輸入制度などの新たな国境措置を設けるべきだという意見があったけれども、いやそういうことをしたらかえって輸入割り当て制度を維持する上で障害になるかもしれないんだということで、これは両論併記という形になりましたけれども、この研究会の検討結果を踏まえて法改正が行われるようになった。
我我が一番念頭にありましたことは、昨年の価格推移に見られますようないわゆる制度不安ということで、あのとき大変先物価格などが下がりまして、もう繭糸価格安定制度は将来維持できないのではないか、あるいは一元輸入制度などももうこの際なくなってしまうのではないか、そういう大変な不安がございました。
また、一元輸入制度についても、いろいろ意見はあるけれども今後も当面やはり継続する。こういうようなことも含めまして、全体的に繭糸価格の安定に関する制度について御検討いただいた、こういうふうに受けとめておりまして、全体の姿としまして、ただ事業団在庫という問題の対策に追われての報告と、こういうふうには私どもは受けとめておらない次第でございます。
生糸は、先ほどから言っておりますことですが、自由化品目でありますので、我が国の厳しい需給事情にかんがみ、無秩序な輸入を防止するために、輸入窓口を一元化するという趣旨で事業団による一元輸入制度の措置がとられておるわけでございます。